商品概要・サービス
取引ルール
ディールFXにて、取引を快適に行っていただくために各種ルールを設定しています。
外国為替取引
相対(OTC)取引
相対取引とは、取引所が介在せずに売りたい人と買いたい人が直接取引を行うことをいいます。(OTCは「Over The Counter(相対取引)」の略称です。)
ディールFXは相対(OTC)取引で行われるため、証券取引所のような特定の取引所が存在するわけではありません。そのため、お客様がテレビやロイターなどでご覧になる為替レートとディールFXで取引される実際の為替レートでは異なる場合があります。
外国為替市場
外国為替市場とは、外国為替取引が行われる場のことを言い表します。大きく2つに分けることができ、銀行同士の取引をインターバンク市場、銀行とその顧客との取引を対顧客市場と言います。ひまわり証券はお客様からご注文を受け、当社に発生したポジションの反対の取引(カバー取引)を行うことによってマーケットリスクを相殺しており、当社のカバー先金融機関はさらにその注文に対してインターバンク市場やその他の者を相手方として取引をしています。
≪参考≫カバー取引とは?
カバー取引とは、発生したポジションの反対の売買を行うことによってマーケットリスクを相殺する取引のことを言います。FX取引の場合は、銀行や証券会社などが、インターバンク市場やその他の者を相手方として行うことです。対顧客取引による売り持、買い持から生じ得る損失(為替リスク)を避けることを目的とし、当該別途の計算で、売り持ならば買埋めし、買い持ならば売埋めすることによって、為替リスクの相殺に努めます。
≪参考≫外国為替市場と取引所の違い
「取引所」では全ての参加者からの注文が集中し、必ず一時点において一物一価の法則が成り立っているのに対し「外国為替市場」は各参加者が電話やコンピューター回線を利用して世界中に張り巡らされた“相対市場”の中で不特定多数の相手と取引を行うため、上述の一物一価の法則は成り立つものではありません。
※外国為替証拠金取引には、その取引を成立させる形により2つに大別されます。一つは、ディールFX のような相対取引型の外国為替証拠金取引。もう一つは、取引所を介する取引所取引型の外国為替証拠金取引です。
カバー先金融機関
ディールFXにおけるカバー先金融機関は、2012年1月9日現在以下のとおりです。
- 株式会社外為オンライン(金融商品取引業)
- OCBC証券(証券業) 監督官庁・シンガポール金融管理庁
- ロイヤルバンク・オブ・スコットランド・ピーエルシー(銀行業) 監督官庁・英国金融サービス機構
通貨ペア
外国為替取引では、ある国の通貨と他の国の通貨を組み合わせて表示します。一般にこれを「通貨ペア」と呼びます。
例えば、上記の左側のような「ドル」と「円」の組み合わせであれば、「ドル/円」という通貨ペアとなり、右側のような「ユーロ」と「ドル」であれば、「ユーロ/ドル」の通貨ペアとなります。ちなみに、ドルを含んだ通貨ペアの組み合わせを「ドルストレート」、ドル以外の外貨と円を組み合わせた通貨ペアを「クロス円」といいます。ディールFXでは円を含めた取引以外にも、円を含まない外貨同士を組み合わせた通貨ペアを含めて10通貨ペアの取引が可能です。
また、取引によって発生する損益やスワップ金利はすべて「円」で発生します。ユーロ/ドルなど円が絡まない通貨ペアの場合も損益およびスワップ金利はすべて「円」で発生します。
受渡、ロールオーバー
外国為替取引は、通常、取引成立日の2営業日後を受渡日(バリューデイト)とし、それと同じ日が受渡日となる決済取引(差金決済取引や受渡決済取引)を行わない場合は、自動的に受渡日が翌営業日にロールオーバー(繰り延べ)(※)され、基本的に決済期限が到来しない仕組みになっています。
※ロールオーバーには手数料ポイントは発生しません。
≪ロールオーバーのタイミング≫
ロールオーバーのタイミングは、火~土曜日の07:00(米国夏時間の場合は、06:00)です。
≪決済損益、スワップ金利の現金化タイミング≫
受渡日(バリューデイト)の概念に基づくと、決済取引の2営業日後にその損益等が現金化されますが、ディールFXでは、スワップ金利は営業日を繰り越すごとに現金化され、決済損益はポジション決済後に現金化されます。
ポジション
一般的に「ポジション」とは位置や場所という意味がありますが、外国為替取引の場合「通貨の持ち高」を意味します。例えば、「買っている状態」は「買いポジション」、反対に「売っている状態」は「売りポジション」と言います。また、仕掛ける事を「ポジションを取る」などと使いますが、このポジションを取った時から評価損益が発生するのです。
例)ドル/円10,000ドルの買いポジションを持つ
ドル/円を買っている状態=ドルを買って、円を売っている状態
注文・約定について
注文執行タイミング
リミット注文/ストップ注文および複合注文における注文執行タイミングは以下のとおりです。
リミット買い | アスクのレートが注文価格以下をつけた場合 |
---|---|
ストップ買い | アスクのレートが注文価格以上をつけた場合 |
リミット売り | ビッドのレートが注文価格以上をつけた場合 |
ストップ売り | ビッドのレートが注文価格以下をつけた場合 |
約定判定
お客様の注文を執行する際に、証拠金チェックを下記のルールに基づき、行います。
必要証拠金は「時価評価×4%」ですので、執行時に純資産が「時価評価額×4%」あれば取引が成立します。
【重要注意点】
相場状況によっては、取引成立と同時に純資産が「時価評価額×4%」を割り込む場合があります。余裕をもってお取引くださいますようお願いします。
※口座に残高がない状態の場合は、エラーとなり発注することができませんので、ご注意ください。
※取引レートには売値と買値の差(スプレッド)があることにご注意ください。
※法人口座の場合は、「時価評価×0.5%」でお取引いただくことができます。
部分約定
お客様の注文は市場流動性(一つの提示レートで執行できない場合)等の理由により、一件の注文に対し複数の約定価格で成立することがあります。
※取引画面内の「取引通貨パネル」には、提示価格における取引可能数量が表示されます。
※注文を出される際に、「部分約定を許可する」の項目で「いいえ」を選択されると、1つの提示レートで注文が執行されない場合は、注文が成立しませんので、ご注意ください。
決済ルール
ポジションの解消は、指定決済口座・FIFO口座ごとに異なります。
指定決済口座 | FIFO口座 |
---|---|
決済注文ボタンからのみ決済が可能です。新規注文にて反対売買を行った場合は、決済されませんのでご注意ください。 ※新規注文にて反対売買を行った場合は、「売りポジション」「買いポジション」ともに口座に残り、両建て取引となります。 |
保有ポジションと反対方向の売買が成立した場合は、古いポジションが順に決済されます。 |
※両建て取引について
両建て取引は下記の理由により経済的合理性を欠く取引であることから、当社は両建て取引をお奨めしません。
スプレッドを二重負担すること
同量の取引の場合、スワップ金利は支払うことはあっても、受取とはなりえないこと
※ポジションの評価損益はポジションごとに実勢価格(買いポジションに対してはビッド、売りポジションに対してはアスク)に基づき算出されるため、スプレッドが広がった場合は、それに応じて評価損が増大します。またその結果として、ロスカットとなる場合もあります。
オートコンバージョンルール
外貨同士の通貨ペアの取引をされた際に発生する損益は、発生時点の対円レートにて自動的にコンバージョン(両替)されます。
※コンバージョン時のレートは、各対円レートの仲値が採用されます。
※外貨同士の通貨ペアを取引した際に発生するスワップ金利もオートコンバージョン(両替)され、日本円にて口座に発生します。
時価評価
お客様の口座内の資産及びポジションは常に時価評価(Mark To Market)しています。
よって相場の変動によりお客様のポジションに計算上の利益が生じた場合、その額を新たな取引の証拠金として利用することができます。反対に損失が生じた場合は、その額を純資産から減じます。
説明書の再交付
ディールFXにおいて、重要事項の変更および説明書(店頭外国為替証拠金取引(ディールFX)取引説明書)に変更が生じた場合は、新しい説明書を再交付しますのでご確認ください。
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