FX著名人に聞く!あなたが選ぶ売買システムは?
都内の専門学校で講師として勤務するかたわら、1年間で資産50万円を6,000万円にしたカリスマトレーダーとして有名な「斉藤学」氏に直撃!サラリーマンとして働いている時間を有効に活用するために利用している「ひまわり証券のエコトレFX」の活用術を特別に大公開!!
マナブ的 鉄板の売買システムはコレ!
組み合わせ
【ブレイクサーファー ユーロ円H】+【タイムマネージャー オージー円H】+【MAマスター ドルスイスD】
過去1年間の損益状況
過去1年間の累積損益
ドル、ユーロ、豪ドルの各通貨への分散、時間枠60分と日足のトレードタイプ、順張り・短期トレード売買モデルを組み合わせました。
戦略としては、クロス円であるユーロ円と豪ドル円による比較的短期間での売買と、ドルストレートのドルスイスで大きく値幅を狙う形になります。ユーロ円は1日の値幅が比較的大きいのでブレイクサーファーに、豪ドル円は、例えば円高時、他の通貨ペアが下げ止まらない時に高金利の影響で豪ドル円だけ下げ止まって反転して、ボックス相場を形成しやすいことから、レンジ相場に強いタイムマネージャーにしました。ドルスイスは他通貨との逆相関が強いうえに明確なトレンドを形成しやすいので、日足タイプのMAマスターにして、利益を大きく狙っていきます。損益グラフを見て分かるように、ドルスイスは他通貨と全く逆の動きをすることが多く、ユーロ円と豪ドル円で損失が出た際にカバーするような役割を果たします。
本音で教えて!
エコトレでの失敗談
何も考えずに人気のある売買システムを選んでしまったために起こってしまった失敗があります。
今年運用していた売買システムの中1つに「MAマスター オージー円H」があるのですが、これを選んだ理由は「Myエコトレ登録ランキング」と「利益ランキング」で上位だったからなのですが、結果は芳しくありませんでした。
そもそも「MAマスター」という売買モデルは順張りに適していて、一方向に流れのできる相場を得意としたものなのですが、昨年までは順調に利益を上げていました。これは今から考えれば、豪ドルが明確な上昇トレンドと下降トレンドを示しながら徐々に下値を切り上げていき、80円前後まで明確なトレンドを形成していた結果のためでした。
僕がこの「MAマスター オージー円H」を導入した時にはすでに上昇相場は一服していて、79~81円のボックス相場に移行していました。「MAマスター」は明確なトレンドがあるときは大きく値幅が取れるのですが、一定幅で上下動を繰り返すレンジ相場は苦手で、レンジ相場の天井圏で買って底値圏で損切り(あるいはその逆)を繰り返す形になってしまい、損失が積み重なってしまいました。このころには、オーストラリアの利上げがひと段落して上昇に勢いがなくなってきたことは分かっていた時期だったので、通貨ペアで同じ豪ドル円を選ぶにしてもレンジ相場が得意な売買モデルを選ぶか、あるいは通貨ペアそのものを変える必要があったと反省しています。
これからエコトレFXを始める方へ
システムトレードによる自動売買と聞くと、ほったらかしで簡単というイメージがありますが、売買システムをきちんと選定したり、定期的にシステムをチェックし、場合によっては見直す必要があるので、意外なところで手間がかかるんです。とはいっても、裁量トレードほどではないですけどね。
また、これはエコトレFXに限らずシステムトレード全般に言えることですが、取引回数が少なすぎるシステムには注意が必要です。取引回数が少ないということは検証結果が少ないということです。現在の好成績もスタート時の取引がたまたまうまくいっただけで、回数を重ねるうちに成績が悪くなってくる可能性があります。何回以上取引があればよいと一概には言えませんが、エコトレFXの売買システムの場合、「日足」系の売買システムはロジック上売買回数が少ない傾向にあって、一時的に「勝率100%」となっていることもあるので、注意が必要です。
最大ドローダウンに関しては、常に更新される可能性があることを忘れず、少なくとも現在の最大ドローダウンの2~3倍まで耐えられる資金を準備しておいた方が良いと思います。
斉藤学氏プロフィール
1980年神奈川県生まれ。
都内専門学校でパソコン教師を勤めるかたわら、FXをはじめ日本株やCFDを取引。その経験から、投資情報サイト「株式市況.com」を開設。
更に、テクニカル分析や経済指標などを駆使した様々なFX必勝法を編み出し、2009年前半から2010年前半のたった1年間で投資資金50万円を6,000万円まで増やす。
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