情報配信コンテンツ

本日の「株価指数」早わかり通信

前日の相場を動かした要因や市場データをはじめ、くりっく株365の一日のチャート推移などをまとめて振り返り、「本日」の取引への材料となるコンテンツです。

2025年3月28日(金)の市況

1.「日経225」

先週末28日(金)の東京株式市場では、日経平均株価が終値で37,120.33(前日比 -679.64)円となった。
日経平均株価は続落。米政権による自動車関税が引き続き投資家心理の悪化につながった。3月期末配当の権利落ち日だったことも下押し要因となった。
東証プライムの売買代金は概算で4兆4700億円。
夜間（くりっく株365）も下落の勢いが続き、16時台には37,000円を割れ、NY時間に入ってさらに下げ足を速め、36,445円で取引を終了した。

東証プライム（9時～15時30分）
前日終値	37,120.33
前日比	-679.64
騰落率（％）	-1.80%
売買代金	4兆4700億円

2.「NYダウ」（アメリカ）

先週末28日(金)のNY株式市場では、ダウ指数が終値で41,583.90(前日比 -715.80)ドルとなった。
米国株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に3日続落。米商務省が発表した2月米PCEデフレーターはコア指数が予想を上回り、インフレ圧力の根強さが示唆された。ただ、同統計では個人消費支出の鈍さも示され、景気減速懸念が拡大。さらに、ミシガン大学が発表した3月米消費者態度指数確報値は予想を下回った。トランプ米政権の高関税政策に伴う景況感悪化に加えて、米物価上昇につながるとの懸念が投資家心理を冷やした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も大幅に3日続落した。

NYダウ（アメリカ）
前日終値	41,583.90
前日比	-715.80
騰落率（％）	-1.69%

NASDAQ-100（アメリカ）
前日終値	19,281.40
前日比	-517.22
騰落率（％）	-2.61%

3.「FTSE(R)100」（イギリス）

先週末28日(金)のロンドン株式市場では、FTSE100が終値で8,658.85(前日比 -7.27)ポイントとなった。
ロンドン株式相場は小幅ながら続落。トランプ米政権の関税政策を巡る先行き不透明感が高まる中、リスク回避の売りが出た。ただ、指数は上げに転じる場面があるなど、下値は限定的だった。

FTSE(R)100（イギリス）
前日終値	8,658.85
前日比	-7.27
騰落率（％）	-0.08%

4.「DAX(R)」（ドイツ）

先週末28日(金)のフランクフルト株式市場では、ドイツ株式指数(DAX)が終値で22,461.52(前日比 -217.22)ポイントとなった。
フランクフルト株式相場は3日続落。米関税政策をきっかけとする貿易摩擦が激化することへの警戒感からリスク回避の売りが優勢となった。

DAX(R)（ドイツ）
前日終値	22,461.52
前日比	-217.22
騰落率（％）	-0.96%

5.「COMEX 金」

先週末28日(金)のニューヨーク(COMEX)金先物は、取引の中心となっている6月限の終値が3,114.3(前日比 +23.4)ポイントとなった。
金先物相場は続伸。米金利の低下が、金利のつかない資産である金の相対的な投資妙味の高まりを意識させる状況。さえない米株の推移や3月米ミシガン大学消費者態度指数・確報値の下方修正もリスク回避資産である金を買う動きを支援した。ユーロほか欧州通貨や円など主要通貨に対するドル安も、ドル建て金相場の換算値を押し上げ。中心限月としての史上最高値を時間外取引で3124.4ドルまで更新し、その後も高値圏で振幅した。

COMEX 金
前日終値	3,114.3
前日比	+23.4
騰落率（％）	+0.76%

6.「NYMEX 原油」

先週末28日(金)のニューヨーク(NYMEX)原油先物は、取引の中心となっている5月限の終値が69.36(前日比 -0.56)ポイントとなった。
原油先物相場は3日ぶりに小幅な反落。米国への輸入自動車ほかトランプ関税による貿易摩擦が世界経済を圧迫して原油などエネルギー需要を弱めるとの観測が重し。ただ、対ユーロなど主要通貨に対するドル安はドル建て原油価格の下落幅拡大を抑える要因となった。