ループ・イフダンを始めてみましょう!
ループ・イフダンとは、売買システムがFXやCFD(株価指数)を自動で売買してくれるシステムトレード、いわゆるシストレだな。
自動で売買?!
システムが勝手に注文しちゃって大丈夫なの?
勝手にと言っても、あらかじめ注文ルールが決まってるんだ。
~ point ~
ループ・イフダンは自動で売買を行いますが、予め注文のルールが決まっています。
自分で取引をしていると、『これ以上は損を出したくない』とか『大きく勝負して一発逆転してやろう』と、どうしても感情に左右されそうになります。相場は先が読めないものですから、感情に振り回されてしまうと『とれる利益』も『とれない利益』になってしまうことがあるかもしれません。
複雑なシストレは嫌だし不安だろ。
ループ・イフダンは売買ルールがわかりやすいし、操作も簡単だから、初めてFXとかCFD(株価指数)を取引するとしても使いやすいと思うぞ。
~ point ~
システムトレード(シストレ)にも種類は色々あり、難しいプログラミングや相場の知識が必要なこともあります。
外国為替や株式などの市場取引においては、プロの投資家の間で売買プログラムを使った自動売買がよく使われてきました。最近では、通信回線の高速化やコンピューター技術の発展によって注文を処理する速度が向上しており、HFT(High Frequency Trade)取引と呼ばれる大量の自動発注が値動きを急変させる要因になったりもしています。こういったアルゴリズムトレードもシストレの一種と言っていいでしょう。
へぇ~、確かに自動的に売ったり買ったりするなら、ルールや仕組みが分かりにくいと安心して使えないかもしれないね。そのループ・イフダンの売買ルールをもっと知りたいな。
じゃあ、まずはループ・イフダンの基本、“リピート戦略”から勉強だな。
~ point ~
ループ・イフダンは、売買システムが自動的にFXやCFD(株価指数)の注文を発注するシステムトレード(シストレ)です。
その特徴は“リピート戦略”に基づいて自動売買が行われることです。リピート戦略とはいったいどの様な取引手法なのでしょうか。また、具体的にどのような注文が発注されるのでしょうか。
次はこの“リピート戦略”を詳しく見ていきましょう。
リピート戦略はループ・イフダンの自動発注の基本になっている戦略だ。値段が上がるか下がるか、相場を予想するのは得意か?
とても得意とは言えないな~。
良いニュースが出ても値段が上がるとは限らないし、チャート分析っていうのも複雑で難しそうだよね。
うん。いくら基本を勉強しても、実際にトレードに使うのは難しいからね。
特にフラフラと方向感がない相場は、プロの投資家でも予想が難しいんだ。
プロが難しいなら、初心者の僕が予想するのは到底ムリだな……とほほ。
おいおい、諦めるのが早いな。そこをなんとかしようっていうのがリピート戦略なんだよ。
いいか、値段っていうものをよく見ると、どこに向かって行くにも行ったり来たりを繰り返しているのがわかる。細かく上がったり、下がったりしながらな。
その値動きの“揺れ”を利用するのがリピート戦略なんだ。
よくわからないなぁ。値動きの“揺れ”を利用するってどういうこと?
うん。まずトレードから利益を得るには、買った時より高く売る必要があるだろ。
それが出来れば差額分が利益になるわけだ。
そうだね。でも買ってから値段が上がるかどうかわからないよね?
そこで“揺れ”を利用するのさ。
値段がいつも上がったり下がったりを繰り返しているなら、上下に動いている値動きの途中で安く買えれば、買った値段よりも上がる時がありそうだろ。
つまり、安く買って高く売る、売り買いワンセットの指値注文を仕掛けておけば、値段が上下に揺れるたびに利益を獲得できるはずだ。
う~ん、理屈はわかるけど、それってあまり大きな利益は狙えそうにないなぁ。
その通りさ。一回で狙う利益は小さくていいんだ。
こまめに利益を確定させていくことを優先するんだ。そして、繰り返し注文を仕掛けて小さな利益の積み上げを狙っていくのがリピート戦略というのさ。
なるほど。確かに、あてずっぽうに注文するよりも手堅い戦略の様に聞こえるけど……何度も注文するのは予想以上に手間がかかりそうだな。
だから
、シストレの自動売買なんだよ。
売買システムがいつでも相場を監視してルール通りに注文してくれるから、注文する手間いらずってわけだ。
リピート戦略の基本となる注文は、売り買いワンセットの指値注文です。
指値注文とは、注文時に値段を指定する注文方法で、指定した値段に届くと注文が成立します。
買いたい/売りたい値段で注文を成立させたい時によく使われます。
リピート戦略では、売り買いワンセットで注文を発注しますので、「もし(If)●●円で買えたら/売れたら(Done)、▲▲円で決済する」というイフダン(IFD)注文で、“ポジションを保有するため”の新規注文と“利益を確定させるため”の決済注文を同時に発注します。ループ・イフダンでは、このイフダン(IFD)注文を発展させたイフダンOCO(IFDO)注文が使われています。
リピート戦略についてはだいたい分かったかな?
相場を予想して当てるんじゃなくて、ゆらゆら動いている値動きの“揺れ”を使って、細かく利益を狙っていく戦略だね。
その通りだ。同じ値段を行ったり来たりしている時の方が取引のチャンスがあるから、
横ばいのレンジ相場が一番合っているとも言える。
ところで、相場は7割から8割がそういうレンジ相場だって知ってた?
7割から8割?!だとすると、ほとんど横ばいってことだね?
相場は上がったり下がったりしているものだと思っていたけど・・・。
横ばいの相場は方向感がつかめないし、狙える利益も小さいからトレードしない方がいいと思っていたよ。
リピート戦略ならレンジ相場でもトレードのチャンスが広がるんだね!
そうだな。さざ波程度の値動きでも利益を狙える可能性があるからな。
ただし、リピート戦略にもひとつ気を付けなきゃいけないことがある。
リピート戦略は、仕掛けて待つ戦略だろ?つまり、待っているところに値動きがこないとトレードが発生しないんだ。
だから、まずトレードが発生する値段を見つける必要があるんだな。
はぁ~。値動きがどこに発生するのか、やっぱり相場の予想が必要になるのか。
だったら結局上がるか下がるか予想するのと同じだよ。・・・とほほ。
待て待て。ループ・イフダンはそこも悩まずにリピート戦略が始められる仕組みになっているよ。
じゃあ次は、ループイフダンの仕組みを説明しようか。
漫画でわかる!ループ・イフダン